2013年7月12日金曜日

第四百九十七夜/セミの梅雨明け宣言

 ちょうど10日前の7月2日、空を見て梅雨が明けたと直感した。その日の午後、今年初めてクマゼミの初鳴きを聞いた。そして6日後、気象庁から近畿地方が8日頃梅雨明けしたと伝えられた(たいした気圧配置の変化もないまま)。ここ数年、生きものの様子から梅雨明けが判る様になってきた。もちろん天気図見たり、空の様子を見たりするのだけど、多分、気象庁より正確(と思っている)。
 今夜は外出からの帰り道、アオバズクの鳴き声を聞こうと思い、アオバズクの営巣場所に立ち寄るが姿も見えず、声も聞けず。きっとどこかでどんどん羽化するセミをヒナ鳥に運んでいるのだろう。よく見ればあちこちでセミの幼虫が地表にはい出し、石積みや樹木を登っている。歩道に迷いでて踏みつぶされている個体も多い。歩道の縁石でもクマゼミ(Cryptotympana facialis)の羽化が見れた。果たしてこの幼虫、卵から孵化し、何年間地中にいたのだろうか? 実はこのクマゼミ、身近すぎる存在故かあまり調べられていないようだ。羽化時に雨に打たれると死活問題のセミ達、確実に気圧の変化を感じて羽化のタイミングを計っているに違いない。Photo:2013/07/12 @京都御苑、京都市

0 件のコメント: