2009年2月12日木曜日

第六十六夜/タテハチョウの一種

 
 ブルネイの熱帯雨林の森で粘りにねばって撮れたタテハチョウの一種(Terinos clarissa ♂)。この蝶もなかなか止まらない,風の向きや光の方角を考え慎重に近づくがあと少しと言うところで必ず逃げられてしまった。しかも,決して遠くには逃げず,すぐに戻って来る。これにはなんとも悔しい。この機会を逃せばもう会えないかもしれない。こんな時はじたばた動かず,蝶が戻って来るのを待つ方が良い。そしてやってきたらゆっくり,時にはすばやく近づいて撮る。今回も最後はいつもの様に地面に腹這いになってなんとか撮れた。お腹の下にはアリの行列。これには近くで見ていたガイドも笑ってた。端から見れば面白いに違いない。【2009/02/12】
Photo(上):翅の裏はオレンジ色の地色に銀色の縞模様。Photo(下):翅を広げると全体は黒に近い濃紺色,後翅の一部に鮮やかなオレンジ色がきれいだった。翅には傷の一つもない,羽化したての個体のようだった。@Temburong River,Batang Duri. Brunei 2009/01/17

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