2012年5月29日火曜日

第三百四十三夜/オオスズメバチは偉いのである

 人って生きものを見るとなんだかんだ・・・例えばこのスズメバチを見ると危ないだの、怖いだの好き勝手なことを言うが、よく見ると彼らだった必死に生きているし、彼らのお陰で他の多くの生きものが恩恵を受けることもある。写真のオオスズメバチは、コナラの樹皮を強靭な大アゴで傷つけしみ出す樹液を食べている(吸っている)。
 このスズメバチが樹皮を傷つけるお陰で、シロテンハナムグリやサトキマダラヒカゲ、ゴマダラチョウ、多くのアブやハエ、そしてコゲラまでもやってきて甘い樹液にありつける。一見すると大きな顔をして偉そうに樹液をなめているのだが、彼らにしてみれば自分たちの特権なのである。Photo:2012/05/29 @京都御苑

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