2012年5月7日月曜日

第三百三十七夜/巣立ちのモズ

 仕事先でモズがしきりに警戒の鳴き声をあげは始めた。今の季節だから近くに巣でもあるのだろうと遠ざかった時に横から巣立ちビナが飛び立った。十分に飛べるのだがまだまだ自由にとは行かずに、このあと横の茂みに逃げ込んだ。ヒナは全部で3羽だった。親鳥が警戒の鳴き声をあげると近くのキンモクセイの刈り込みに逃げ込みじっとしている。この近くで巣をかけていたのだろうか、数本の込み入った樹木のまわりから離れようとしない。近くでは親鳥が子ども達の居場所と外敵の侵入を見張っている。ヒナ鳥の大きさは、親鳥とほとんど同じで、尾羽を上下に動かす仕草もすっかりモズらしい、ただ尾羽の長さは親の1/3ほどでまだかわいい。観察していると近くのケヤキの木にカラスが巣をかけている。どうも親鳥の警戒は僕よりもむしろカラスかも知れない。カラスの巣の近くではムクドリも見張りをしていたから彼らも近くに巣を持っているに違いない。この季節、モズやムクドリにとって卵や子どもを襲うカラスの存在が一番の脅威に違いない。Photo:2012/05/07  @近江八幡、滋賀県

0 件のコメント: