2009年8月18日火曜日

第百三十三夜/秋の虫現る・サトクダマキモドキ

 長い梅雨のあと、どこの国だろうかと思わせるような暑さがあった・・・かと思えば、お盆が終わったとたんに急に秋の気配になってしまった。近くの鴨川の草むらではキリギリスの声が賑やかだ。今日はサトクダマキモドキ・・・聞き慣れないキリギリスの仲間に出会った。「サトクダマキ」とは「クツワムシ」のことらしい・・・といっても「クツワムシ」も一般的には聞き慣れない名前だと思う。「くつわ」とは馬に乗るときの手綱をつける為に馬の口に付ける金具のこと、クツワムシの声が「ガチャガチャ・・」とうるさいのでこの名前がついている。このサトクダマキ(=クツワムシ)に似ているので「・・・モドキ」と名前につけられてしまった。さて今度は「サトクダマキ」の名前の由来は?新しい疑問が出てきてしまった。これは宿題としよう。写真の個体は、尾の先に丈夫に反り上がった特徴的な産卵管が見えるので♀の個体。ハスの葉上からこちらをうかがっている。もっとよく見ようと葉を手で寄せたとたん、体型からは似合わず軽やかに遠くに飛び去ってしまった。Photo:2009/08/18 @京都御苑

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