2009年8月8日土曜日

第百三十一夜/ヒグラシ

 セミの世界がちょっと昔とは、変わってきているようだ。小学生の頃(・・・40年近くも前かな)、家近くの虫採りのフィールドではヒグラシなんていなかった、ミンミンゼミもいなかった。山に行って初めてその声を聞いた。(それともあまりセミに興味が無かったので聞こえなかったんだろうか)ニイニイゼミとアブラゼミ、そしてクマゼミ、お盆が過ぎたころにツクツクボウシ。これが定番だった。今日、自宅近くのお寺でヒグラシを見つける、ツクツクボウシも鳴き始めた。今年はクマゼミもツクツクボウシも少し早いようだ。関東ではクマゼミが、関西ではミンミンゼミが街中でも見ることができる様になった。セミの幼虫が庭木・植木(の根)に付いて日本全国を旅していることが原因と言われるが、それ以外にも環境の変化が大きく影響しているんだろうな。写真のヒグラシをよく見ると腹部の左中ぐらいに茶色の米粒状のものが付いている、これは寄生バエの蛹のようである、どうりで元気が無かった。Photo:2009/08/08 @真如堂、京都市

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