2013年8月13日火曜日

第五百十二夜/木陰で休むナガサキアゲハ

 連日の35℃超え、さすがに日中元気なのはクマゼミぐらい。今日は木陰で休むナガサキアゲハ(Papilio memnon)♀に出会う。黒いアゲハチョウの仲間が林縁や樹林内の比較的暗い場所を好んで飛ぶのに対して、このナガサキアゲハは炎天下、グラウンドのような開けた場所でも平気で飛んでいる。もし炎天下のグランドを横切る黒い蝶がいたら、それはたいていはナガサキアゲハのオス。ただしメスはあまりそのような場所を好まないようで、そのためかオスよりもずっと見る機会が少ない。ナガサキアゲハのメスは、後翅の白紋が美しい夏を代表する大型のアゲハチョウ。このメスは、日陰で休んだ後はクサギの花の蜜を求めて飛んでいた。お腹がずいぶんと膨らんでいた、彼女がたっぷりと栄養を摂ったら、今度は大切な産卵が待っている。Photo:2013/08/13 @京都御苑、京都市

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