2010年10月30日土曜日

第二百五十六夜/冬のバッタ・ツチイナゴ

 写真はツチイナゴというバッタ、独特の模様がある褐色の綺麗なバッタである。体型や大きさはトノサマバッタやクルマバッタに似ているが、全身が褐色で、細かい毛が生えている。複眼の下には、涙後のような茶色の模様。このバッタの一番の特徴は、成虫期の大半を過ごす季節が冬なこと。枯れ草ばかりの季節環境だから、体色が保護色。バッタの仲間では唯一、成虫で越冬が出来るが、やはり寒さは苦手らしく、なるべく日当たりが良く暖かい環境に身を置いて冬をやり過ごしているのが実態である。Photo:2010/10/29 @京都府立植物園

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