2010年10月18日月曜日

第二百五十三夜/コゲラ

 時折「ギー」と言う一声が頭の上から聞こえてくる。そこに何がいるのか判っている。でもその姿はなかなか見えないものだ。小さな体で木の幹を上へ下へ、左へ右へせわしなく這い回っているから。日本で一番小さなキツツキ「コゲラ」がその正体。もちろん木を突いて幹の中に潜む昆虫等を食べるが、多くの場合、幹に付くコケや樹皮の間の昆虫やクモを食べている。体がい小さい分、食料も少なくて済む、町中の公園にもその程度の生きものは棲んでいる。巣孔をあけるにもさほど太い木も必要ない・・・だから街中でも見ることが出来るのだろう。この日はサクラの枯れ枝が作った穴を執拗に突いていた。よほどおいしい虫が沢山いたのだろう。これからの季節、シジュウカラなどの小鳥の群れに入り行動する。Photo:2010/10/18 @京都御苑、京都市

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