2013年4月25日木曜日

第四百六十五夜/ゴマダラチョウの終齢幼虫

 ゴマダラチョウ(Hestina japonicaの越冬幼虫(4齢)が長かった冬眠からようやく覚めた。4月19日に冬眠から覚め、少しだけエノキの新葉を食べたかと思うとそのまま動かなくなり昨夜5齢に脱皮した(体長3cm)。それまで枯葉色した幼虫が見違えるような鮮やかな緑色と枯葉色のストライプの体色となった。エノキの葉に自分が吐いた糸で台座をつくるこの幼虫は葉が大きくない新葉の頃は枝や葉柄に止まっていることが多い。その時、この一見派手な体色が保護色となるのだろう。よく見れば頭部の角もエノキの枯れ枝に似ていることに気付く。なかなか上手くしたもので、エノキの葉が大きくなれば葉の上に台座を作り移動する、そうすれば茶色のストライプは目立ってしまうので全身緑色に変色する。このまま育てば、1週間後に蛹になり、さらに2週間後の5月20日頃までには羽化する。Photo:2013/04/25 @京都市

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