


熱帯の森歩きでは,日本の森の様な道標や地図はない,道も不確か(細流も立派な道になる),ボートによる移動が必要,樹木が高くて見通しが利かない,地形が複雑,時には仕掛け矢(狩猟用ワナ,ワナの存在は「印」があるが僕たちには判らない)もある・・・などなど結構大変。そこで効率よく,かつ安全に歩くには,現地住人にガイドをお願いするほかにない。【2009/01/30】
Photo(上):森への移動はまず川から始まる。幅75cm,長さ7〜9mほどの細長い船(ロングボート)に船外機をつけて驚くほどの渓流を遡る。水深が浅くなったり小滝が現れると船をみんなで引っ張り上げる場面も出て来る。激しい使用に耐えるために側板と底板の材質(使用する木の種類)が異なる。Photo(中):森の中でヤシの葉を使った屋根材の作り方を実演。Photo(下):森を歩くとパラン(山刀,ナタ)で道を塞ぐ倒木などを伐る必要がある。かなり太い枝も一断ち,大細工も小細工もこれ一本。そこで彼らは休み時間も河原から砥石を探し刃の手入れを怠らない。鋭いパランはイバンの男のプライドそのもの。@Batang Duri. Brunei 2009/01/16
*1 ロングハウス:高床式長屋状の家屋で,個々の部屋の前に大きな共有スペースを持つ。五世帯程度の小規模のものから何十メートルにも及ぶ大規模のものまで,まさにロングハウスである。柱は丸太もしくは角材の掘立柱,床や壁は竹が利用される。床にはラタンで編んだゴザが敷かれる。屋根はかつてはヤシ葉葺きだったが今ではトタン葺きが多い。一つのロングハウスには,必ず一人の「長(おさ)」がいる。森に入る場合は,このロングハウスの「長」への挨拶から始まる。
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