2015年1月1日木曜日

第六百八十ニ夜/カワセミと正月

謹賀新年2015年 本年もよろしくお願いいたします。
京都御苑から鴨川方面へといつものフィールドワーク。イカル、ビンズイ、アオジ、カシラダカ、スズメ、モズ、コゲラ、シジュウカラ、メジロ、キセキレイ、ハクセキレイ、シロハラ、ムクドリ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、トビ、アオサギ、コサギ、ダイサギ、カワウ、ユリカモメ、カイツブリ、カルガモ、マガモ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、オナガガモ、カワセミ・・・と一通りいつもの面々。そんな中、興味深い場面に出くわす、高野川の河原に造られていた小さな淀みにコサギ10羽、カモ類10羽以上、ダイサギ、カワセミがたたずんでいた。このよどみには川の本流以外にも護岸の石積みからしみ出た地下水が流れ込んでいる。ここの水は本流よりも少し暖かいかも知れない。なかでもコサギは積極的に水底の砂利や落ち葉をいつものように脚でぶるぶるとかき回して飛び出る小魚を狙っている。すぐ横の岸に突き出た小枝では、カワセミ♀(Alcedo atthisがその行動を一部終始見て、飛び出る小魚を素早く狙っていた。冬は小魚が水底に隠れるのでカワセミにとっては獲物を得にくいのだろう。また別のところでは、カワウが水中で追う魚をコサギが浅瀬で狙っていた。時おり頭の上をトビが舞う、カワセミが顔を向け、カイツブリは水に潜ってしまう。エサを獲る、捕食者への警戒・・・この鳥たちのそれぞれの行動は、単に一羽それぞれの行いではなく、それぞれがかつ種類を超え深く結びついていることに興味が尽きない。Photo:2015/01/01 出町柳、高野川、京都市

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