2015年1月4日日曜日

第六百八十五夜/積雪の跡のアカゲラ

 今年正月2日間の京都は、61年ぶりの記録的な積雪だったらしい。散歩で近くの吉田山に行くとその影響は確かにあった。コナラの太枝が着雪で折れている姿を随所で見た。ただこの程度の着雪で折れることは、そもそも枝に何らかの問題があることも事実。その折枝に目をつけたのはアカゲラ(Dendrocopos major 英:Great Spotted Woodpecker)だった。このアカゲラは折れた枝の断面をつついていた、しかも別の木に変わりながらも折口ばかりでエサを獲っていた。折れた箇所を観察するとどれもが内部が空洞もしくはスカスカの状態で、おそらくカミキリムシの幼虫かなにかが入っていると思われた。これでは着雪の重さに耐えきれず折れてしまう。降雪は鳥たちにとって大きな環境圧にもなるが、食べ物を得る機会にもなりうると言うことがわかった。ちなみに吉田山でアカゲラを見たのは今回が初めて。今日であった野鳥:アオジ、クロジ、カワラヒワ、スズメ、ジョウビタキ、ウグイス、メジロ、ソウシチョウ、シロハラ、アオバト、ヤマガラ、コゲラ、アカゲラ、ハシボソガラス、トビ。Photo:2015/01/03 @吉田山、京都市

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