2015年1月2日金曜日

第六百八十三夜/コサギの小技

コサギ(Egretta garzetta 英:Little egret)の脚は、指部分だけが黄色く、靴下を履いたようである。彼らの餌の獲り方はユニークである。前に出した足先を水底でぶるぶると振る。この指の揺れに驚いた小魚やヤゴ等が飛び出てくるのを狙うのである。足先をぶるぶるとしながら静かに一歩ずつ歩く。コサギのぶるぶるに驚き浮き上がって来る魚を側でカワセミが狙う。冬期のように深みに魚が溜まっている時は、カワウが水に潜り追う魚が浅瀬に逃げてくるのを待つ。結果としてカワウの行動につきまとうコサギが現れたり、なかなか面白い異種間交流(?)である。さてこのコサギの足先だけ黄色い特徴的なと魚を捕る行動「ぶるぶる」はなにか関係があるのだろうか。つまり魚が驚く様に足先だけ目立たせているのか、それとも水底にある自分の足先を見やすくするのか? 多分、両方あるのだろうな。Photo: 2015/01/02 鴨川、京都市

0 件のコメント: