2012年10月14日日曜日

第四百二十一夜/虫採りは一人に限る

 虫を観るなら・採るなら一人に限る。大勢で歩くと肝心の見えるものが見えてこない。今日は仰木の棚田を多くの人と歩いた。歩く端々から沢山の生きものが顔を出してくれるが、ほとんどの人は気付かない。歩いていると棚田の畦に植えられていた目の前のイチジクの実にはキボシカミキリ(Psacothea hilarisがしっかりと汁を吸っている。やはりだれも気付かない、でもこれが普通なんだろうな。農家にとって許しがたい害虫のカミキリムシだが、シーズンを過ぎ、熟れ損じた実につく今は多めに見てもらえるのだろうか。Photo:2012/10/14 @仰木、滋賀県

0 件のコメント: