2010年6月1日火曜日

第二百十一夜/イトトンボを正面から見る


 トンボの種類を調べるには、顔と胸部側面、腹部(しっぽの部分)の模様が手がかりとなる。だからトンボの写真を撮る時は、正面、側面、上面のカットをしっかりと押さえておく。一見、かわいいイトトンボも拡大してみるとご覧の通りの面構え、けっこう強面(こわもて)である。目前を通り過ぎる獲物を逃すまいと待っているようでもある。左右に張り出している目(複眼)は、獲物との距離を正確に測るのにいいのかもしれない。写真のイトトンボは「モノサシトンボ」、腹部に定規のような目盛りがうってあるからこんな名前がついた。モノサシトンボは2度目の登場。Photo:2010/06/01 @京都御苑

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