2010年6月3日木曜日

第二百十二夜/モンキアゲハとアゲハチョウ

 モンキアゲハ(右)を執拗に追いかけるナミアゲハ(左)。写真がクリアでないが、注目すべきはモンキアゲハの前翅の先端から後ろに長くのびた白い糸状(30cmぐらい)のもの。多分これは「クモの巣」。モンキアゲハは、林縁の日陰を好んで飛ぶ。ナガサキアゲハを除いて黒いアゲハの仲間は、暗いところを飛んでいる。チョウにも飛ぶ道があってこれを「蝶道(ちょうどう)」と言う。モンキアゲハやクロアゲハの場合、林縁や林間に蝶道があり、こんな所にはクモの巣も多い。大型の蝶であれば多少のクモの巣にひっかかったとしても破ってしまうのだろう。こんな一枚の写真からでもモンキアゲハの蝶道の環境がかいま見れるという訳。Photo:2010/05/18 @京都御苑

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