2010年6月23日水曜日

第二百十六夜/カノコガ

 蛾と聞くと一歩後ろにひく人が多いが、そこを我慢して一歩前に出て見ると結構きれいで面白いことがわかる。昼間飛ぶ種類も多い。この写真は、「カノコガ」という名の蛾。翅の模様の「鹿の子」から名が付けられている。鹿の子とは、鹿の子どもの背中の模様、茶色の毛に白く丸い模様。日本では確か4種類いるが、他の種類を見るとこの仲間が蜂に擬態していると思われる。黒い体にある黄色い帯が蜂の体色に似ている。特に横から見た感じは蜂に似た模様。飛び方は緩やかだから、およそ蜂には見えないが止まっている時には何らかの効果があるのかもしれない。Photo:2010/06/22 @京都御苑

0 件のコメント: