2010年6月29日火曜日

第二百十七夜/キマダラセセリ

 梅雨の晴れ間、花壇の花(セージ)に来たのはキマダラセセリ。よほどセージの花蜜が気に入ったのか手で触れてもすぐに戻ってきた。小学生の頃、標本作り(展翅)の練習でずいぶんと犠牲にしてしまった。殺して三角紙(とった蝶をいれておくパラフィン紙でできた三角形の袋)に入れておくと硬化してしまう、しかも小さな翅。これを標本にすることはけっこうテクニックが必要だった。沢山の犠牲で僕の展翅技術は、格段にうまくなった。残念なことにそんなどこにでもいた蝶もあまり見なくなった。この蝶の幼虫が食べるイネ科植物(どこにでもあった言わば雑草)が生える草原が身近な場所からなくなってしまったためだろう。Photo:2010/06/29 @京都府立植物園

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