2009年11月7日土曜日

第百六十九夜/カネタタキ

 日射しを受け、材木の上でカネタタキ(♂)が体を暖めていた。夏場には木の葉裏や込みいった枝の陰に身を寄せる昆虫も初冬の寒さの中では、その行動も変わってくるものだ。「♪♪チン・ チン・ チン」と鐘を叩いた様な音を出すことからカネタタキと名付けられた。鐘はカネでも鉦叩(かねたたき)と書き、ゴーンゴーンと鳴る除夜の鐘ではなく、仏前にある青銅のチーンと鳴る鉦(かね)。これでもコオロギの仲間、見ての通り♂の翅はとても小さく飛ばないと・・・本には書かれているが、実際には高いところから飛び降りときにはちゃんとはばたいている。(この状態を飛ぶとするには無理があるかな?)♀の翅は退化してしまって無い。写真を撮って気づいた、触角が体長よりもずいぶんと長いんだな・・・・。Photo:2009/11/04 @京都御苑

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