ウグイス(Horornis diphone 英:Japanese Nightingale)。鳥に合わせて動けば意外に近くまでよることが出来る。しきりに地面でクモや昆虫を探していた。Photo:2017/02/22 @京都御苑、京都市
2017年2月22日水曜日
2017年2月4日土曜日
第八百六十夜/オシドリ
オシドリ(Aix galericulata 英:Mandarin duck)・・・なにほどにこの様に美しく着飾るのか? でもこんなに派手なのに、自然の水辺では意外に見つけにくのはなぜだろう。今日は♂3、♀1を観察しました。ゆっくりと観察しようと思った時に近くで子ども達が急に騒いだので彼らは飛び去ってしまった。やはり突然の声や人の動きは苦手らしい。Photo:2017/02/04 @宝ケ池、京都市
2017年2月1日水曜日
第八百五十九夜/ミコアイサ
カモ類の中で一番特徴深い紋様のミコアイサ(Mergus albellus 英:Smew)。♂はパンダ風の紋様にモヒカンへアー。今年の西の湖には、例年よりも飛来数が多いようです。他の種よりも警戒心が強い様で、すぐに遠くに泳ぐか、飛び去ってしまう。Photo:2017/02/01 @西の湖、近江八幡市、滋賀県
2017年1月29日日曜日
第八百五十八夜/山本山のオオワシ
琵琶湖湖畔の山本山のオオワシ(Haliaeetus pelagicus 英:Steller's sea eagle)。今日も元気に舞っていました。鳥撮りカメラマン約100人。オオワシの棲む斜面に、ノスリ、オオタカ、ハヤブサも舞ってくれました。彼
女の北帰行の日も近そうです。彼女から見れば、自分に向けられた大きな望遠レンズは黒く光る百丁の銃口か?幸いにも松葉が彼女の姿を隠してくれるのでカメ
ラマンとの距離は確保されていました。Photo:2017/01/29 @山本山、滋賀県長浜市
2017年1月25日水曜日
第八百五十七夜/ヒヨドリとマンリョウ
大寒も過ぎ、そろそろエサも少なくなってきた。公園や庭ではマンリョウやタラヨウやナンテンなど樹々が赤い実を残す。僕は赤い実が美味しそうと思うのだが、鳥達にとっての美味しそうな色実は別な様で、黒紫色のネズミモチなどが好物である。だから赤い実は冬の最後の頃、2月に入ってから食べるようである。これは不味いのか、それともその頃にならないと熟さないのかは判らない。少なくともこれらの赤い実の中ではナンテンは最後に食べられる。今日はヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis 英:Brown-eared Bulbul)がマンリョウやタラヨウの美を食べていた。Photo:2017/01/25 @南禅寺、京都市
2017年1月19日木曜日
第八百五十六夜/オオタカ
最近、オオタカの目撃数が増えてきた。寒さの影響で平地に降りて来たのか、自分の意識が「タカ目」になってきたのだろうか。今日見たオオタカ(Accipiter gentilis 英:Northern Goshawk)は、水辺のカモを狙うが失敗。それをカラスに見つかり、その後、数羽のカラスに騒がれ・追われキリの大木の枝の絡まる箇所にようやく身を隠し逃れた。Photo:2017/01/19 @守山、滋賀県
2017年1月12日木曜日
第八百五十五夜/ノスリ
雑木林を背にする田畑の環境がよく似合うノスリ(Buteo japonicus 英:Eastern Buzzard)。しきりに獲物を探す様な飛翔を繰り返していた。Photo:2017/01/12 @日野町、滋賀県
2016年12月29日木曜日
第八百五十四夜/ハジロカイツブリとカワセミ
真っ赤目をしたカイツブリ、はたしてこの赤い眼で見る風景はどんなんだろう? 興味深いことにハジロカイツブリ(Podiceps nigricollis 英:Black-necked Grebe)が魚を捕るために潜るとどこからともなくカワセミがやってきます。カイツブリに驚いた小魚が水面に上がってきたところをダイビングして獲っていました。一方のカイツブリは、カワセミのダイビングに驚き逃げる、するとまた魚が上がってくる・・・面白い光景でした。2016/12/28 @西の湖、近江八幡市、滋賀県
2016年12月28日水曜日
第八百五十三夜/ハヤブサの狩りに立ち会う
年内最後の西の湖フィールドワーク。昼食を摂っていると近くの水面からケリのけたたましい鳴き声が聞こえた・・・そちらの方に目をやるとハヤブサ(Falco peregrinusPeregrine 英:Falcon)がケリを水面に追いつめている。ケリは泳げないので水面に蹴り落してから捕えようというのだろうか。しかしケリも水面に落ちるわけにはいかないし、ケリの飛翔能力もすごい。ハヤブサが二度三度と追い込むが捕らえられない。そこでケリが取った行動に驚く、偶然かもしれないがこちらの方に逃げてくる、2mほどのところまで飛んで来てすぐ近くの草地に落ちる。さすがのハヤブサもここまでは追えない。あきらかにハヤブサはケリと人間の位置を知っている、頭の上を舞ってケリが飛び出すのを待っているようだった。僕がケリの方に近づくと、ケリが飛び出す。ハヤブサはすかさずケリを追うが、寸前のところでケリはヨシ原に逃げ込み難を逃れた。滅多に見ることが出来ないシーンが今年最後のフィールドワークの想い出となった。2016/12/28 @西の湖、近江八幡市、滋賀県
2016年9月12日月曜日
第八百五十二夜/湖畔の柳に舞うコムラサキ
湖畔の柳の樹冠でコムラサキ(Apatura metis)の♂がテリトリー争いを頻繁にくり返していた。こんなに個体数が多いのは見た事が無かった。枝先の1頭が、テリトリーに進入して来た他個体を追ったかと思うとまわりからも別個体が参戦し、時には5頭が追いかけっこをしている。時にはコムラサキにゴマダラチョウやイチモンジセセリまでもが参戦するが、このときは長くは続かない。日が暮れてようやく1頭が低い枝に止まりクールダウンをするかごとくゆっくりと翅をひろげたり閉じたりしていた。深い紫色に輝く翅が美しい。Photo:2016/09/07 @西の湖、近江八幡市、滋賀県
第八百五十一夜/毛虫を食べるツツドリ
春にやって来たツツドリ(Cuculus saturatus 英:Oriental Cuckoo)、秋の渡り途中にも立ち寄ってくれた。湖畔に植えられているソメイヨシノに大発生のサクラ毛虫(モンクロシャチホコガの幼虫)をぱくぱくと食べている。毛虫の大発生の時期と秋の渡りの時期がぴったし合っている。お盆過ぎよりやって来たツツドリ達は約2週間、毛虫をしっかりと食べて体力をつけ南の国へと旅立った。Photo:2016/09/01 @西の湖、近江八幡市、滋賀県
2016年9月5日月曜日
第八百五十夜/モンキアゲハ
時には不思議な一瞬と言うのがあって、今日はまさにそれ。ハチクマ(タカの1種)の秋の渡りが始まりそうな季節、新しくフィールドを探していたがいい場所が見つからず、疲れ果てて森の中にたたずんでいた。そんな僕を励ますかの様に1匹のモンキアゲハ(Papilio helenus)がどこからとも無くやって来て、手が届くほどにある葉上に休んだ。僕に一枚だけ写真を撮る事を許すと森の中を流れるように飛び去った。不思議な時間だった、ありがとう。Photo:2016/09/04 @岩間山、滋賀県
2016年7月26日火曜日
2016年5月30日月曜日
第八百四十八夜/ヒメアシナガコガネ
地面を歩く小さな美しい黄色のコガネムシを見つける。始めて見る種類、図鑑でヒメアシナガコガネ(Ectinohoplia obducta)と判る。確かに後脚の長さが特徴的。Photo:2016/05/30 @ 伊那、長野県
2016年5月29日日曜日
第八百四十七夜/ノスリの巣
仕事先で訪れた森にノスリ(Buteo japonicus)の巣を見つけた。谷に入ってからノスリの姿と声がしきりにしていた、やがてカケスが激しく鳴きはじめた・・・それほど太くないアカマツの枝にそれはあった。しばらくするとノスリが現れ2羽のヒナにエサを与え飛び去った。身を隠しながら観察すると時おり白い羽のヒナが尻を巣の縁に突き出し糞をするのも見えた。巣のある木の下は、ヒナの糞が笹の葉に沢山ついていた。巣の中には、カラマツやアカマツの新鮮な枝葉が敷かれているようだ。それらの枝葉は定期的に交換されるのだろう、巣の下には枝葉が落ちていた。時おり激しくなくカケスも近くの木に巣をかけていた、距離にしてノスリの巣から10m少し離れていた。機会があればもう一度、巣立ちの頃に訪れたい。Photo:2016/05/28 @伊那、長野県
2016年5月17日火曜日
第八百四十六夜/ベニシジミ
ヨシ原近くで見つけたベニシジミ(Lycaena phlaeas 英:Small Copper, Common Copper)。ヨシ原あたりは意外に蝶の種類が少ない。ベニシジミ、ナミアゲハ、ナガサキアゲハ、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ、モンシロチョウ、モンキチョウなど。Photo:2016/05/14 @西の湖、安土町、近江八幡市
2016年5月16日月曜日
第八百四十五夜/多芸なオケラ
田に水が引かれ慌てて地表に出て来たケラ(ケラ科 Gryllotalpa orientalis)。この昆虫なかなかな多芸持ちで、泳ぎ飛び、土中を掘り進むことができる。さらに鳴くこともできる。こんな多芸な昆虫他にいるかな? Photo:2016/05/14 @安土町、近江八幡市、滋賀県
2016年5月15日日曜日
第八百四十四夜/オオヨシキリ
ヨシ原を歩くと、さまざまな鳥の子育てを見ることが出来る。ケリ、バン、ハシボソガラス、トビ・・・そして夏のヨシ原の主人等とも言えるオオヨシキリ(ヨシキリ科Acrocephalus arundinaceus 英:Great reed warbler)。なかでもオオヨシキリの個体数の多さに驚く。Photo:2016/05/14 @西の湖、近江八幡市、滋賀県
2016年5月14日土曜日
第八百四十三夜/トウネン
トウネン(シギ科 Calidris ruficollis 英:Red-necked Stint)が田植えのために水が引かれたばかりの田んぼでエサを獲っていた。数日前まで水が無かった田んぼにはたくさんの昆虫やミミズがいるようで、人が見る限りどこも水浸しでも彼らにはどこがえさ場になるのか判る。ここでは、トウネンの2カップル(♂2♀2)、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ムクドリたちがエサ獲りに忙しいそうだった。トウネンは、エサ獲りの合間に水浴びをしながら休んでいた。子育ての地となるシベリアやアラスカまでの道のりはまだ遠い。Photo:2016/05/14 @西の湖、近江八幡市、滋賀県
2016年5月4日水曜日
第八百四十二夜/図鑑では教えてくれない羽の匂い・ツツドリ
朝、森の散歩で見つけたツツドリ(Cuculus saturatus )の羽根。左右の翼の風切り羽のほとんどと胸の羽の一部があった。風切り羽の根元はほとんどが鋭く切られた状態なのでタカ類の捕食痕と判断。胸の羽の根元には一部皮膚も付着していた。尾羽はまったく内。その羽を標本用にビニール袋に入れて持ち帰る。さて部屋にもどり夜の講座までの間に簡単に並べ標本をつくろうとビニール袋をあけるとなんとも言えない臭さを感じた。カラスの羽の臭さにも近いか。新鮮な個体の羽なのでこれはツツドリ特有の匂い(体臭?)だろう。これもまた貴重な経験である。Photo:2016/05/04 @花背、京都市
2016年5月3日火曜日
第八百四十一夜/子育てに忙しいキセキレイ
GWの2日間、京都北山・花背で自然観察指導。オオルリ、キビタキ、ゴジュウカラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒガラ、エナガ、キバシリ、ミソサザイ、カワラヒワ、サンショウクイ、アオバト、キジバト、ヒヨドリ、アオゲラ、コゲラ、カケス、ホオジロ、キセキレイ、セグロセキレイ、ツバメ、イワツバメ、オオタカ・・・と今の季節の野鳥が一通り観れた。なでも施設内で子育てをしていたキセキレイ(Motacilla cinerea 英:Grey Wagtail)のカップルは大忙しでだった。写真はエサ探しの合間に枝に休むキセキレイのお母さん。Photo:2016/05/03 @花背、京都市
2016年5月2日月曜日
第八百四十夜/アサヒナカワトンボ
春の里山で見つけたアサヒナカワトンボ♀(Mnais pruinosa)。胸から腹部の緑金属光沢が美しかった。この場所で見たのは始めてだが、例年よりも1週間程度早い気がする。Photo:2016/05/02 @こんこん山、栗東市、滋賀県
2016年4月24日日曜日
第八百三十九夜/オオスズメバチの女王蜂
切り株の根元から姿を現した巨大なオオスズメバチ(♀ Vespa mandarinia 英:Japanese giant hornet)。飛ぶ気配も見せず、地面で体が暖まるのを待っているようだ。彼女にとって巣作り、子育てと忙しい季節がはじまる。Photo:2016/04/25 @近江八幡市、滋賀県
2016年4月23日土曜日
第八百三十八夜/夏のヨシ原・オオヨシキリ
夏のヨシ原の代表種・オオヨシキリ(Acrocephalus arundinaceus 英:Great reed warbler)が「ギョギョシ ギョギョシ ギョギョシ」と鳴きはじめた。先週はまだ来ていなかったので、ようやく辿り着いたのだろう。まだ個体数は少ないようだが、これからどんどん増え、冬とはうって変り賑やかな湿原になっていく。Photo:2016/04/22 :
@円山、近江八幡市、滋賀県
2016年4月22日金曜日
第八百三十七夜/ツツドリ
ヨシ原のカモ類が激減した今は、夏鳥が多くなって来た、今日はヨシ原の中から「ポッポッツ」と鳴き声が・・・探してみると柳の梢でツツドリ♂(Cuculus saturatus 英:Oriental Cuckoo)が鳴いていた。おそらく旅の途中での立寄か? 同じ仲間のホトトギスもどこかにいるに違いない。Photo:2016/04/22 @円山、近江八幡市、滋賀県
2016年4月15日金曜日
第八百三十六夜/シメ
地面に落ちた松の種、桜の花をついばむシメ(Coccothraustes coccothraustes 英:Hawfinch)。体形はずんぐりしていて、派手じゃいけど味わい深い色彩の鳥。「シー」と聞こえる鳴き声と、 鳥を意味する接尾語である「メ」が和名の由来。あまり群れにならず、イカルの群れの端っこにいるみたいだ。Photo:2016/04/15 @京都御苑、京都市
2016年4月14日木曜日
第八百三十五夜/トビ
ヨシ原を歩くと地面に映る大きな陰、頭に上にはトビが舞っている。しかもすぐ上で、見上げると目が合う。明らかに先ほどからつけられている。もちろん僕を襲うのではなく、エサを待っているのだろう。でもエサは持っていないので、カメラバッグを狙っているようだ、時おり急降下し、頭の上で「バサッ!」と羽音を残して上昇する。おそらく釣り人からエサをもらうことを覚えた個体だろうか。気候がよくなると水辺で遊ぶ人も増えるだろう、どこかで事故が起こることは否定できない。困ったものだ。Photo:2016/04/11 @西の湖、近江八幡市、滋賀県
2016年4月11日月曜日
第八百三十四夜/ヨシガモ
水面に浮かぶヤナギや桜の落花をついばむヨシガモ♂(Anas falcata 英:Falcated duck)。近くにはカモ類の姿が見えない、どうしたことか一羽だけ。北への渡りを待っているのか、それとも渡りが出来なくなったのか? Photo:2016/04/11 @蛇砂川、近江八幡市 滋賀県
2016年4月5日火曜日
第八百三十三夜/エナガと紅枝垂桜
紅枝垂桜の花の中、ガ類の幼虫を探すエナガ(Aegithalos caudatus)。花より団子と言うけれど、花のあるところに団子があるらしく。花びらひとつひとつを丹念に探りクチバシいっぱいに幼虫を捕えていた。この後、ある一点を目指し飛び去る、きっとそこには苔玉の巣にヒナ達がたくさんいるのだろう。Photo:2016/04/04 @平安神宮、京都市
2016年4月4日月曜日
第八百三十二夜/ヤマガラに八重紅枝垂
春ならではの光景。ヤマガラ(Parus varius)がしきりに桜花につく虫を探していた。近くではエナガもたくさんのガ類の幼虫をくわえていた。僕たちの想像以上の幼虫が花には潜んでいるらしい。Photo:2016/04/04 @平安神宮、京都市
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