2016年3月16日水曜日

第八百二十六夜/さて何羽いる? 琵琶湖のオオバン

 ここ数年来、黒い羽の水鳥・オオバン(Fulica atraが琵琶湖周辺で急増している。琵琶湖で一番多い水鳥、今日も小さな入り江を埋め尽くしていた。昨年の新聞記事によると「10年前の3倍近くに当たる約6万羽の生息を確認。日本で越冬したオオバンの6割が琵琶湖に集中していると推定され、増加分の多くは中国からの「移住組」とみられる。現状では、他の生物が食べないような外来植物を好んでエサにしているが、本来は雑食性のため、急激に増えたオオバンの食生活が湖の生態系に及ぼす影響は不明で、専門家らは事態の推移を見守っている。」という。中国の自然環境、特に水辺の環境悪化が影響しているのだろうか。先日、アシの質の低下がPM2.5の関係ではないかとヨシ刈りの職人さんから聞いたばかり。 オオバン移住組も大気汚染の影響かな。写真に写る個体を数えてみた、全部で314羽、この入り江ではこれの10倍以上、さて琵琶湖全体ではどれほどの個体がこの冬やって来たのだろうか? Photo:2016/03/16 @堅田、大津市、滋賀県

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