2011年2月5日土曜日

第二百六十九夜/葦原のホオジロ

 琵琶湖の内湖/西の湖のヨシ原を歩く。今日は(も)ハイイロチュウヒ(タカの仲間)をカメラに収めようと沢山のバーウォッチャーが土手沿いに並んでいた。人を避けてヨシ原のなかに入ってみた。背丈3mを越すヨシ原に足を踏み入れるとまるで迷路の様、遠くの山を目印にしないかぎり迷ってしまうだろう。時々、ヨシ刈りで出来たぽっかりとした空き地が現れる。そんな見通しの悪い場所ならではの出会頭系接近遭遇ってあるもんだ。ヨシ原を曲がったとたん地表から2m程度の高さでハイイロチュウヒがこちらに向かってきたのだから。互いの距離は5mほど、残念なことにカメラに三脚につけていたからさすがに写真は撮れなかった。ハイイロチュウヒも驚いて急上昇。しかし肉眼でしっかりとその姿は見せてもらった。2度目の出会いを期待したが、その後はこんなラッキーな出会いは無かった。周りのヨシ原に耳を澄ませば、パチパチと周囲から音がする。ホオジロ(写真)の群れが草の種子やヨシの茎を割る音だった。Photo:2011/02/05 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

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