2011年2月23日水曜日

第二百七十二夜/キツネの巣穴と昼間のフクロウ


 仕事の現場でキツネの巣穴を見つける・・・といってもあまりにも判りやすい場所で驚く。さてここは今までなんども通った場所である。今まで気付かなかったことの方がおかしい。砂山に直径25cmぐらいの穴が3本、内2本が奥まであるようだ。穴の入り口には真新しい足跡が残る。肉球で出来たくぼみの砂はまだ湿り気があったから人の気配を察して巣穴に逃げ込んだのかもしれない。よくよく見ると巣穴の周りの砂は枯れ草の上に乗っている・・・ということは今年に入ってから掘られたものに違いない。キツネには気の毒だがこの場所は春にはグランドとして整備されてしまう。さてどうしたものか。この後、すぐ側で昼間に飛ぶフクロウを見た(めったなことでは見れないと思うのだが)、キツネがフクロウに化けて逃げていった? さほど羽ばたきもせず、羽音一つ立てずに樹々の間を滑らかに飛ぶその飛行に大変驚いた。フクロウが飛び去った辺りを見ると地面にいくつものペリット(餌動物の消化できない部分=毛、羽根、骨、うろこなどの塊)が見つかった。キツネの糞も沢山有る。見るとほとんどがネズミの毛と骨、キツネとフクロウどちらも知恵もの、両者ここではネズミが主食のようだ。Photo:2011/02/23 @浅小井、近江八幡市、滋賀県

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