
植物園の北西にあるハーブ園エリアには、2つの池がある。一つは睡蓮池、もう一つは湿生植物池。睡蓮池にはウシガエルが沢山すんでいる。湿生植物池には数種類のトンボが生息する。そこに今年はクサガメがいた。今回初めて見つけた・・・それまでいたのか疑問。考えられることは来園者の放流。亀にとって楽園には違いなさそうだが、たった一匹なのは悩むところ。放流だとすれば無責任で勝手な行為、困ったものだ。Photo:2010/06/29 @京都府立植物園
私たちの暮らしのそばで多くの生きものも暮らしています。よく見るとそこには私たちの想像もつかないすごい出来事や新しい発見、豊かな創造性、芸術性・・・なによりも変化に富んだ命があります。そんな生きものたちの暮らしや季節の様子はどこか懐かしくもあり、未来的でもあります。
Since July,2008
 梅雨の晴れ間、花壇の花(セージ)に来たのはキマダラセセリ。よほどセージの花蜜が気に入ったのか手で触れてもすぐに戻ってきた。小学生の頃、標本作り(展翅)の練習でずいぶんと犠牲にしてしまった。殺して三角紙(とった蝶をいれておくパラフィン紙でできた三角形の袋)に入れておくと硬化してしまう、しかも小さな翅。これを標本にすることはけっこうテクニックが必要だった。沢山の犠牲で僕の展翅技術は、格段にうまくなった。残念なことにそんなどこにでもいた蝶もあまり見なくなった。この蝶の幼虫が食べるイネ科植物(どこにでもあった言わば雑草)が生える草原が身近な場所からなくなってしまったためだろう。Photo:2010/06/29 @京都府立植物園
 梅雨の晴れ間、花壇の花(セージ)に来たのはキマダラセセリ。よほどセージの花蜜が気に入ったのか手で触れてもすぐに戻ってきた。小学生の頃、標本作り(展翅)の練習でずいぶんと犠牲にしてしまった。殺して三角紙(とった蝶をいれておくパラフィン紙でできた三角形の袋)に入れておくと硬化してしまう、しかも小さな翅。これを標本にすることはけっこうテクニックが必要だった。沢山の犠牲で僕の展翅技術は、格段にうまくなった。残念なことにそんなどこにでもいた蝶もあまり見なくなった。この蝶の幼虫が食べるイネ科植物(どこにでもあった言わば雑草)が生える草原が身近な場所からなくなってしまったためだろう。Photo:2010/06/29 @京都府立植物園
 モンキアゲハ(右)を執拗に追いかけるナミアゲハ(左)。写真がクリアでないが、注目すべきはモンキアゲハの前翅の先端から後ろに長くのびた白い糸状(30cmぐらい)のもの。多分これは「クモの巣」。モンキアゲハは、林縁の日陰を好んで飛ぶ。ナガサキアゲハを除いて黒いアゲハの仲間は、暗いところを飛んでいる。チョウにも飛ぶ道があってこれを「蝶道(ちょうどう)」と言う。モンキアゲハやクロアゲハの場合、林縁や林間に蝶道があり、こんな所にはクモの巣も多い。大型の蝶であれば多少のクモの巣にひっかかったとしても破ってしまうのだろう。こんな一枚の写真からでもモンキアゲハの蝶道の環境がかいま見れるという訳。Photo:2010/05/18 @京都御苑
 モンキアゲハ(右)を執拗に追いかけるナミアゲハ(左)。写真がクリアでないが、注目すべきはモンキアゲハの前翅の先端から後ろに長くのびた白い糸状(30cmぐらい)のもの。多分これは「クモの巣」。モンキアゲハは、林縁の日陰を好んで飛ぶ。ナガサキアゲハを除いて黒いアゲハの仲間は、暗いところを飛んでいる。チョウにも飛ぶ道があってこれを「蝶道(ちょうどう)」と言う。モンキアゲハやクロアゲハの場合、林縁や林間に蝶道があり、こんな所にはクモの巣も多い。大型の蝶であれば多少のクモの巣にひっかかったとしても破ってしまうのだろう。こんな一枚の写真からでもモンキアゲハの蝶道の環境がかいま見れるという訳。Photo:2010/05/18 @京都御苑