2009年9月16日水曜日

第百四十五夜/ルリタテハの親子


 2枚の写真、どちらもルリタテハである。これを見て親子と思うだろうか、幼虫だけを見ているとなかなか連想できないだろう。実際には、この間に「蛹」という時期があって、ここで劇的に変化する。パッと見は、蛹から成虫に脱皮(羽化)するシーンが見応えあるがのだが、実際は蛹をみるとすでに体の表面は、複眼や触覚、脚や翅の形がすでに表面に現れているので、一番の大きな変化は「蛹化(幼虫が蛹になること)」ということになる。この時の「変身」はいつ見ても密かに劇的で不思議だなと感じる。
ルリタテハの幼虫は、写真のとおり立派な毛虫(・・・というよりトゲムシ)である、食草はサルトリイバラ、ホトトギス、ユリ類。
写真(上):ホトトギスを食べる終齢幼虫。写真(下):杭先で縄張りを見張る成虫。Photo:2009/09/14 @京都府立植物園

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