2009年9月11日金曜日

第百四十一夜/黒いキリギリス

 仕事帰り、車の運転を一休み。こんな時、休む場所は田んぼの畦に面した場所や川沿いに限る、いろいろな生きものに出会えるから。小さな池があったので水際を見ていたら黒いキリギリスが飛出した。全身が黒褐色いヒメギスだった。特徴は、黒褐色の体に胸部の後方の白線のふちどり。翅は普通は短いが、長いものもいるらしい。よく見ていると普通のキリギリスよりひとまわり小さく、逃げるときは力強く跳ぶというよりも草に中を歩いていた。キリギリスの仲間は植物の葉を食べるほか、前脚に鋭いトゲを沢山もっていて昆虫なども捕らえてよく食べる。キリギリスもトンボも脚のトゲがよく発達している、これにはやっぱりちゃんと役割があるのだ。この個体は、草刈り鎌(かま)のような形の産卵管を持っているので♀。Photo:2009/09/11 @途中、滋賀県

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