2015年2月28日土曜日

第七百三夜/水田のタゲリ

 なかなか距離をつめさせてくれないタゲリ(Vanellus vanellus 英:Northern lapwing)、大型のチドリで、夏季にユーラシア大陸の中緯度の広範囲の地域で繁殖し、冬季はアフリカ大陸北部やユーラシア大陸南部等で越冬する。もっぱらひらけた水田で一日をエサ獲りで過ごすが、警戒心がとても強く、不用意に動くと飛び去ってしまう。圃場整備が進んだ今の水田は、冬期乾田のところがほとんどだが、このタゲリは乾田には寄り付かないようだ。この時、タゲリは29羽の群れ。この地域では唯一、冬場も水を張る不耕起栽培の田んぼであるここは、毎年、確実にタゲリの群れが越冬に訪れる。後頭部の冠羽が特徴的である。Photo:2015/02/28 @中主町、滋賀県

0 件のコメント: