2015年2月1日日曜日

第六百九十夜/メジロとミカン

 以前から庭の灌木にエサの昆虫を探しメジロ(Zosterops japonicus 英:Japanese White-eye)のペアが来ていた。灌木の間を動き回り、昆虫類やクモ類を食べていた。昨年夏〜秋は、ガ類の幼虫が少なかったことは彼らの存在が大きかったかもしれない。そのお礼と言う訳ではないが、今年になってミカンを灌木の枝先に刺しておいた、案の定、ミカンも食べに来た。野鳥の餌付けはするもんじゃないが、今回は限定的にすることにした。こうすればメジロの習性が判る。その後もメジロ達は、ミカンも食べるが、相変わらず昆虫類も獲っていた。
 今朝は今年になって3回目の少しまとまった雪日、こんな朝は早くからメジロ達はやって来て、普段よりも少し大きめの小声で鳴き交わす「早くミカン下さいな」と言っているようである(多分そうなのだろう)。メジロ達は多くの場合、ミカンを複数置いたとしても2羽同時に食べることはしない、緩やかな縄張り行動でパートナーを追い払い1羽で食べる。一方、追い払われた1羽は近くの枝に止まり周囲を警戒している。先に食事を済ませた1羽が枝に移ると、それまで見張りをしていた1羽が食事をする。なかなか上手くしたものである。しかし、今朝のような積雪日はよほどお腹が減っているのか、2羽同時にミカンを食べることが多い。ミカンの後は、灌木の小枝で昆虫探しである、やはりミカンだけではダメなのである、動物性蛋白や脂肪も必要。メジロが去った後、やってくるのはヒヨドリ、うっかりすると彼らはミカンごとくわえて飛んで行ってしまう。庭にやってくるのは、メジロ(ペア1、単独1)、ヒヨドリ(ペア1)、ジョウビタキ(♂ こちらはミカンは食べない)。時々、キジバト、スズメ(ただし彼らが好む種子系のエサは置いていないので常時来ない)和名の「メジロ」は「目白」の意だが、実際は「目の周りの羽が白い」のである。Photo:2015/02/01 @京都市

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