2014年2月23日日曜日

第五百七十五夜/餌をめぐる異種間交流

 体長60cmほどの大きなナマズの死体を食べているトビ(Milvus migransを見つけてやって来たハシブトガラスアオサギ。この光景を見ているとそれぞれの鳥の性格が現れているようだ。トビの前で早く代われと言わんばかりに鳴くカラス(かなり直接的なアプローチ)。かたやトビの後ろからそっと忍び寄り隙を伺うアオサギ(背も高いのでどこか威圧感もある、いざとなればトビより強そう)。会話が成り立っているのかどうかは判らないが何らかの意思疎通はありそうだ。しばらくしてカラスはいったんあきらめ近くの木の上に移り、アオサギは依然として後ろから無言の圧力をかける。結局、トビはアオサギに餌を譲った、しかしさすがのアオサギもこの大きさの獲物は丸ごと食べきれし、ついばみはするがサギのくちばしでは歯が立たない、最後はカラスが食べることとなった。結局、一人勝ちではなく、3羽の胃袋にいくらかが収まった。なかなか上手く出来ている。Photo:2014/02/22 @鴨川、京都市

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