2014年2月5日水曜日

第五百六十七夜/カワセミの水浴び

 調べもので植物園に行く。池の端には、長いレンズを付けたカメラがずらりと並ぶ、レンズの先には対岸にカワセミ(Alcedo atthis♂が一羽、水面を伺う。皆さんのお目当てはカワセミだった。しばらく見ていると、カワセミは水面をじっと見据えたかと思うと、バシャリと飛び込み見事に小魚を捕らえた。水面近くの枝に止まり、一口で飲み込む。この間、カメラのモータードライブの音が続く。小魚を飲み込んだカワセミは、少し離れた枝に移り、枝下の水面に飛び込む水浴びを4回繰り返した後、近くのアラカシの木に身を潜めた。どうもその木が休息所のようである。カメラマンの群れから離れた位置でカワセミの捕食行動を見ていたのだが、その後の水浴びは僕のすぐ前で行われた。カメラマン達の存在を嫌ってのことかも知れない。小鳥の気持ちを察すれば、まあっそんなもんである。写真は、水浴びのために飛び込んだ水面から枝に戻るカワセミ。Photo:2014/02/05 @京都府立植物園

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