2013年11月3日日曜日

第五百五十五夜/唐笠茸(からかさたけ)

いかにもキノコと言う形のカラカサタケ(Macrolepipta proceraが草地にいくつも生えていた。カラカサタケは高さが30cm以上、カサの直径が20cmにも達する大型の種で、表面の色は淡い褐色、その上に表皮が破れてできた濃褐色の鱗片が散らばる。笠の下の柄には白いツバがつき、指輪のように上下に動かすことができる。だからツバと言うよりもまるで「腹巻き」である。
 カラカサタケの肉は白色で味や匂いは殆どなく、変色も見られず、汁物、焼き物、揚げ物などで食べることが出来るが、生で食べると中毒を起こす危険性があるという。キノコは上から見るよりも見上げる方が面白い。Photo:2013/11/03 @京都御苑、京都市

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