2010年5月23日日曜日

第二百五夜/クロアゲハの羽化

 昨年、クリスマスの頃にやっと蛹化(ようか)したクロアゲハ(♂)の羽化が見れた。いつかいつかと首を長くして待っていた瞬間は突然おこって、あっという間に終わってしまった。蛹の表面に現れる体色の変化を見ながら、あと1時間、あと何分・・?なんて思いながら見ていたのだった。羽化してさらに1時間、蛹がついていた枝先にぶら下がっていたチョウの翅は完全に伸びいつでも飛び立てる状態。今度は飛ぶ瞬間を待っていた・・・が残念、目を離した数秒の出来事、蝶はすでに飛び去ってしまった。こんな時は、まばたきもしてはいけない、食事もだめだ、ましてやトイレになんかもってのほかである。写真を撮る時は息も止めなければいけない。だから終わったあとは肩でぜいぜいと息をしてしまう。今回は油断してしまった。蛹から蝶への変化、子どもの頃からなんども見てきたが、いつ見ても不思議だ。Photo:2010/05/22 @京都市

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