2015年10月9日金曜日

第七百七十八夜/ツマグロヒョウモン

 肌寒い風の中、柳の葉にいかにも寒そうに休むツマグロヒョウモン(♂ Argyreus hyperbius 英:Indian Fritillary)。本来は南方系の蝶だが、成虫は平地の草原や庭・空き地や道端など身近なところで見られる。地域にもよるが、幼虫が各種スミレ類を食草とし、野生のスミレ類のみならず園芸種のパンジーやビオラなども食べることもありその生息域をどんどん広げている。成虫は4月頃から11月頃まで見られ、その間に4、5回発生する。他のヒョウモンチョウ類がほとんど年1回しか発生しないのに対し、多化性という点でも生息域を広げるのに有利なんだろう。冬は幼虫や蛹で越冬する。Photo:2015/10/08 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

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