2013年1月6日日曜日

第四百三十三夜/枯葉の下で春を待つ

 新年あけましておめでとうございます。本年も生きものと彼らの生活をお伝えしていきます。よろしくお付き合い下さい。
 自宅の近くのお寺さんまで散歩、子どもの頃はエノキの大木が沢山あったのに今は大半が伐採され、残る木もその姿は痛々しい。 夏の陽光を受けて梢を滑る様に飛び回っていたオオムラサキとかゴマダラチョウはもう観ることはできない。少し足をのばして樹林地のエノキまで行ってみた。そこのエノキは昔からゴマダラチョウやテングチョウが多かった。根元の葉を少し探すと案の定、ゴマダラチョウの越冬幼虫Hestina japonica)がいくつか見つかる。思うところの枯葉を「えいや!」とトランプゲームの「神経衰弱」のようにめくってみる。一発で出ることもあるし、いくらめくっても全くでないこともある。まるで占いをしているようだ。今回は5枚目ぐらいで見つかる。まあまあの出来だろう。写真を撮った後は元の場所に隠しておく。春になって新芽が芽吹く頃に再び降りてきた木の幹を新葉目指して登る。それまでにシロハラ(野鳥)に食べられない様に。Photo:2013/01/06  @黒谷、京都市

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