2012年11月27日火曜日

第四百三十一夜/アオサギの獲物は?

 池の中でアオサギ(Ardea cinerea が獲った獲物は・・・ウシガエルだった。アオサギの体から判断すると、それはかなり大きめのカエルである。獲物はサギにとってやはり大きいらしく、なんどもなんども半分まで飲み込むが、あと一息のところでカエルの後ろ足が飲み込めない。再び吐き出す、カエルをくわえているのもさ重たいのだろう、くわえている時はクチバシまで水中につけて休んでいるほどだった。同じことを何度か繰り返しやっとカエルの全身を飲み込んだ時は胸の当りがカエルの形に膨らんだようにさえ見えた。この十数分かかった格闘のあとも胸をふくらせたアオサギは水の中に立ちすくんでいた。おそらく飛び立つにも体が重いのか? 以前、鴨川で一羽のアオサギが同様に大きなウシガエルを捕らえる場面に出くわした、その時は捕らえたものの暴れるウシガエルを飲み込めず放棄したことがあった。アオサギの食事メニュの中に大きなウシガエルは特別なものでは無いようである。Photo:2012/11/17  @京都府立植物園

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