2008年7月26日土曜日

第二夜/セグロアシナガバチ

庭仕事をしていると手元近くまでアシナガバチやって来る。特にレモン、バラやハーブ類の香りの強い枝葉を切ったすると頻繁にやってくる。これは枝葉を切ったりすることにより枝葉の切口(傷口)から空気中に物質(例えば樹液や香りなど)が発散されることが原因。虫達が植物の葉を食べる、するとその時も同じ物質が空気中を漂うことになる。アシナガバチは小さな虫を狩り主食としている。つまり植物が枝葉から出す物質が、アシナガバチにとって食べ物である虫の存在を知るための大切な手がかりとなるわけだ。いわば植物は周辺に物質を蒔くことで自分を食べる昆虫を退治してもらうためのSOS信号を出している。アシナガバチもむやみに飛んでいるわけでは無く、ましてや人を驚かすためにやって来るのではない。だからそんな時はけっして追い払ってはいけない。【2008/07/26】

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