2008年7月25日金曜日

第一夜/庭に来たオオシオカラトンボ


庭の木に一匹のトンボがやってきた。オオシオカラトンボの雌。時々、飛び立ったかと思うとすぐに元の枝に止まる。こんな動作を何度か見ているうちに、前脚でなにやら掴んで戻ってきた。大きなハエを捕らえたようだ。前脚を器用に使ってハエを食べている。すっかり食べ終わったトンボは、今度はその前脚を複眼の後ろ、ちょうど人の首にあたる部分に器用に折り畳んだ。だから枝に止まっている時は、4本脚に見える。前脚は獲物を捕らえるための大切な道具と言わんばかりである。しかし、他のトンボではこんなことはせず、ちゃんと6本の脚で止まっているのである。【2008年7月25日】
PHOTO上:大きなハエを前脚で捕らえ、暴れるハエを頭からむしゃむしゃ食べる。PHOTO下:食事後は丹念に口で前脚をきれいにした後、複眼の後ろ(首の部分)に折りたたむようにしまった。満足そうだ。トンボの頭ほどの大きなハエが一匹丸ごと入ったとは思えない。(写真はいずれもオオシオカラトンボ♂)

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