2015年2月25日水曜日

第七百一夜/モズのはやにえ

 久しぶりに京都御苑で見るモズ(♂  Lanius bucephalus 英:Bull-headed shrike)。彼は、何やら地面ばかりを見ている、きっと昆虫類でも探しているのだろう。時おり地面に降りるが獲物は捕れず、今度はクサギの幹に狙いをつけ移動、すると幹から5センチメートルほどの褐色の昆虫を捕らえた。捕らえた獲物を食べるのかと見ていると、地面から高さ4mほどのモミジの枝の又にそれをきっかけた。モズのはやにえである。以前は真夏にセミを竹に刺すところを目撃した。この「はやにえ」は貯食かどうかはしばらく様子を見てみよう。このモズ、近くの枝で、つぶやくようなメジロにも似た愛らしい声でひとしきり鳴いた後、飛び去った。捕らえた獲物を双眼鏡でみると、なんとか昆虫らしき触覚と翅、そして腹部が見える。今の季節、この獲物の昆虫は、クビキリギリスが妥当な判断Photo:2015/02/24 @京都御苑、京都市

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