2014年11月30日日曜日

第六百七十ニ夜/カルガモ

水面の浮かぶカルガモ(Anas poecilorhyncha 、ものすごく警戒心が強くカメラをむけるそぶりをするだけで身軽に水面から飛び立ち、飛び去ってしまう。翼の一部・次列風切羽、飛行機で言えばフラップ部のブルーがきれい。Photo:2014/11/30 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

2014年11月27日木曜日

第六百七十一夜/見事な擬態・アカエグリバ

 秋も日が経つにつれ落ち葉もすごい量である。そんな枯葉舞うなかで枯れたまま枝先につくコナラの葉にもう一枚見事な擬態の落ち葉が一枚(一匹)。写真では、左の下に垂れている葉の右についている。尖った頭を下にむけるアカエグリバ(Oraesia excavata ガの一種)。羽の一部がまるで枯葉が虫食いでえぐられたような形からこの名がついたが、形だけでなく葉柄や葉脈みたいな紋様があり、その表面は枯葉の光沢にも似た質感である。複眼は、不思議な模様がありまるでカメレオンの目のような感じ。僕の好きな蛾です。Photo:2014/11/27 @京都御苑、京都市

2014年11月19日水曜日

第六百七十夜/トビ

 葭原の上を緩やかに風に乗り飛ぶトビ(Milvus migransを見ていたら、獲物を見つけたのだろう、両翼をたたみ急降下で葭原に舞い降りた。この敏捷さをみるとさすがに猛禽類だと再認識。この後舞い上がった時は、ウシガエルのようなものをつかんでいた。このあたりやっぱりトビなのである。Photo:2014/11/18 @西の湖、近江八幡市

2014年11月18日火曜日

第六百六十九夜/葭原を飛ぶノスリ

 葭原を獲物を求めて飛ぶノスリ(Buteo japonicus。ノスリ、チョゲンボウ、チュウヒなど、ハイイロチュウヒはまだ見ていないが多分来ているはず。冬のタカがこれでそろった。Photo:2014/11/18 @西の湖、近江八幡市

2014年11月17日月曜日

第六百六十八夜/木を降りだしたゴマダラチョウ(幼虫)

 エノキの木の葉についていたゴマダラチョウ(Hestina persimilisの幼虫が越冬のために木を降りだした。木の根元にある枯葉をめくると現れたのがこの2匹。左の緑色の幼虫も数日中に右のように茶色の体色となる。この葉にとまっていはいるが、気温が高くなればもう少し居場所のいい葉に移動する。居場所の良い場所とは、地面に近く冬の乾燥が少ない場所で、鳥等の外敵に見つからないところ。Photo:2014/11/17 @京都御苑、京都市

2014年11月15日土曜日

第六百六十七夜/罠にかかったイノシシ

 観察フィールドの里山に行くとそこで待っていたものは、「くくり罠」にかかったイノシシの当年子、まだ体長60cmに満たない。この農作地のイノシシ、シカ被害は承知しているものの、罠にかかった子どもはさすがに見るに辛い。これが大物だと見るのも怖いだろう。近年のイノシシの激増の原因を考える。イノシシ猟の解禁は、11月15日の日の出から、この罠にかかったイノシシを見つけたのは朝9時45分頃、状況から当日の日の出以前に仕掛けられたものであると思う。しかも地主さんへの事前連絡もなかった、違法であることは否定できない。Photo:2014/11/15 @栗東市、滋賀県

2014年11月6日木曜日

第六百六十六夜/森のゴキブリはきれい好き

 森に棲むゴキブリの仲間、モリチャバネゴキブリ(Blattella nipponica。家屋に棲む小さな茶色のチャバネゴキブリに似ているが、こちらの住まいは森の中や草地。動きが速いのでゆっくり観察できないが、今日は違っていた。気温が低いためもあるが、触覚をきれいにするのに余念がないようだ。よく見ると複眼の形が、下に細く伸びて面白い。普段はゴキブリは、頭を地面を見る様に下を向け、前方の情報は触覚で感じとるようだが、この複眼の形をみると結構、前方から地面までを広く見ることが出来るかもしれない。Photo:2014/11/06 @京都御苑、京都市