2015年2月17日火曜日

第六百九十八夜/ヒドリガモ

 鴨川で冬を越すカモ類(*1)で近年、一番個体数が多いヒドリガモ(Anas penelope 英:Eurasian Wigeon)。他のカモ類がもっぱら水面に浮かびエサを摂るのに対して、こちらは河川敷の公園まで上がって来てエサを摂る。それもそのはず主食は草類で、芝の新芽を一生懸命に食べている。水辺から歩いて芝地までやって来て、人が通るたびに水辺の方に戻る。誰もイタズラしないので飛んで逃げることも滅多に無い。写真の学生さんは、ヒドリガモの20羽ほどの一行が通り過ぎるのを気長に待っている。オスが口笛のような「ピュー、ピュー」という甲高い声で鳴き合う様子はなんとも愛らしい。Photo:2015/02/17 @鴨川、京都市

*1:カルガモ(留鳥)、マガモ、コガモ、オナガカモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、カワアイサ(稀)、カルガモ×マガモの雑種など

0 件のコメント: