2013年1月28日月曜日

第四百三十七夜/葭原を舞うハイイロチュウヒ

 近江八幡市の西の湖に立ち寄った。この季節、ここのヨシ原ではハイイロチュウヒ(Circus cyaneusを見ることが出来る。変わった名前だがタカの仲間で、学名は「サーカス サイアニス」、ブルーの曲芸師。ひらりひらりと飛ぶ姿に、その体色(ただし♂の成鳥)のブルーグレー(=やや暗い青)を当てはめたのだろうか。今日も数羽のハイイロチュウヒがヨシ原をひらりひらりと舞っていた、残念ながら♀ばかり。
 雌はよくありがちな褐色系だが上尾筒(尾羽の付け根の部分)は明らかに白くて飛翔時にはそれがとてもよく目立つ(写真)。雄も上尾筒が白いようだが上面が灰色なので目立たない。タカなのに、顔はフクロウに似ているのでなんか変である。これはネズミやカエル等を主食として捕るために、それらが立てるかすかな音も捕らえ易くするための構造なのかもしれない。Photo:2013/01/28 @西の湖、近江八幡市

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