2009年6月19日金曜日

第百二夜/ムラサキシジミ

  ムラサキシジミの産卵に出会う。母蝶が幼虫の食樹であるアラカシの新芽近くをせわしなく飛んでいる。このような時は産卵の場所を選んでいる。しばらくすると頂芽の近くの止まり、すこし休み、その後新芽か若葉に卵を産みつける。近くの新芽は、巻き込んだ様になっている、ここにはムラサキシジミの幼虫が潜んでいるはずだ。若葉を返すと5mmほどの若齢幼虫が見つかった。生垣等は絶えず刈り込まれる、すると樹々はいつも若い葉を茂らせる、結果として産卵する場所が増える。ムラサキシジミにとってアラカシの生垣は、格好の産卵場所となると言う訳。アオスジアゲハ(クスノキが食樹)でも同様の事が言える。街中で増える原因がここにある。
Photo(上)産卵芽を探す母蝶。種名は翅表の紫色から付けられている。♂は紫色が翅表の縁近くまで達している。Photo(下)葉の真ん中のクリーム色のものが幼虫。2009/06/19 @岡崎公園、京都市左京区

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